日本ハム・矢沢が新球場で“シン・二刀流デビュー”代打→右翼守備→救援「楽しかった」

[ 2023年3月15日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム1-3西武 ( 2023年3月14日    エスコンF )

<日・西>5回、代打の矢沢は空振り三振に倒れる(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手(22=日体大)が14日、西武とのオープン戦で投打二刀流デビューを果たした。新球場エスコンフィールド北海道のこけら落としとなる一戦で、5回に代打で出場し、そのまま右翼の守備へ。8回にはマウンドに上がり、1回を無失点に抑えた。さまざまな魅力が詰まった新球場で、投手兼DHとの二刀流で活躍する球団OBの大谷(現エンゼルス)ともひと味違う、新たな二刀流伝説が幕を開けた。

 毛足の長い青々とした天然芝を踏みしめ、矢沢が8回のマウンドへ向かった。「世界がまだ見ぬボールパーク」として誕生した新球場のお披露目となった一戦。巨大なガラス壁から差し込む光が背番号12を照らす。グラウンドに近い観客席から、1万1061人の歓声と視線が降り注ぐ。新時代の二刀流がベールを脱いだ。

 「楽しかったですね。他の人よりも出場時間も長いので。その分、結果を出し続けなければいけない責任はあります」

 注目新人の登場曲、矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」は、打者出場時に加え救援登板時も流れた。先頭の鈴木に四球を与えたが、続く山村はスライダーで右飛。大学日本代表でチームメートだったドラフト1位・蛭間(早大)は「直球をずっとファウルにしていたので追い込むのは簡単かなと」。2球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振。盗塁死もあり、1回を無安打無失点で終えた。

 5回から代打で出場し、2打席連続三振。プロ初の投打同時出場で「打席の準備をしている時、投手のことを考えている部分があった。次に生かしたい」と見据えた。新庄監督は将来的に矢沢を外野で先発後、ワンポイントでのリリーフを構想している。この日の登板準備は7回攻撃中にブルペンで約20球を投げただけ。指揮官は「本人は2球あれば行ける、と。あとは感覚の問題」と話した。

 黒星となった初戦だが、多くの感覚をつかんだ。ゴロが失速する原因は芝の長さではなく地面の軟らかさだと指摘した新庄監督は、「ファウルゾーンの人工芝でノックをしても打球は死ぬ。芝は関係ない。(単打で二塁走者の生還など)物凄く点が入る球場になるかも」と分析した。

 試合前には審判団とともにグラウンドルールも確認し、「新球場なので問題は出てくるもの」と話した。先行開幕となる「3・30」の楽天戦へ。待望の二刀流デビューとともに、新球場の試運転を終えた。(清藤 駿太)

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