日本ハム・稲葉GMの実家に空き巣　現金360万円、09年WBC優勝記念指輪なども盗まれた

09年第2回WBCの記念指輪

　プロ野球日本ハムのGMで、東京五輪の野球日本代表監督を務めた稲葉篤紀氏（50）の愛知県北名古屋市にある実家が空き巣の被害に遭ったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。稲葉氏が選手として出場した2009年の第2回WBCで日本が優勝したことを記念して作られた指輪もなくなっており、盗まれたとみられる。愛知県警が捜査している。

　捜査関係者らによると、指輪7点（約130万円相当）のほか、現金約360万円、ネックレスや時計、日本ハム所属時代の記念メダルなどもなくなっていた。実家には稲葉氏の父親が住んでいる。11日午前に外出し、同日夕方に帰宅した父親が室内を荒らされているのを見つけた。県警は複数人の犯行とみて調べている。

　WBCの指輪は銀座天賞堂が作製したもので、当時の値段は100万円。18金ホワイトゴールドの素材にサファイア、ルビーなど青、赤、緑、黄の4色の天然石が埋め込まれ、側面に本人の名前、背番号などが刻まれている。監督やコーチ、全選手に贈られた。稲葉氏は取材に「家に誰もいなくて良かった。いろんな事件をテレビで見ていましたけど、もう人ごとじゃない」と話した。