イタリア代表はID野球? 同国でプロ経験のG・G・佐藤氏が解説「ノムさんにすごく似ているな」

[ 2023年3月15日 16:58 ]

G.G.佐藤氏
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 プロ野球西武、ロッテなどで活躍し、日本代表も経験した野球界解説者のG・G・佐藤氏(44)が15日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、明日16日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で侍ジャパンが戦うイタリア代表の戦力を分析した。

 現役時代の12年、イタリアのプロリーグ、ボローニャでプレー経験がある佐藤氏。日本はこれまで、五輪で4度対戦して全勝だが、今回のチームはあなどれないという。第1ラウンドでは世界ランク7位のオランダ、同8位キューバと強豪を破って突破してきただけに、「力は間違いなくあると思う」と解説。今回のチームには大リーガー8人がおり、「ピアザ監督が人脈を使いながら、メジャーリーガーを呼んで来ているので、今までの実績はまったく当てにならないと思いますね」と警鐘を鳴らした。

 イタリアの打線は本塁打こそないものの、長短打を絡めてつなぐスタイルだという。「小さくつないでいくというか、センターから逆方向につないでいくバッティングが多いので、意外に球数を使ってしまう打線ではあるんですよね」。準々決勝では投手の球数制限が緩和されるが、先発予定の大谷翔平投手をはじめ、侍ジャパンの投手陣の球数には要注意との見解を示した。

 ピアザ監督は現役時代、ドジャースなどで活躍。野茂英雄氏の女房役だったことでも知られる。佐藤氏は第1ラウンドの戦いぶりを見て、初対戦の打者にシフトを敷くなど、大胆な戦術で臨んでいたという。「データを確保しているんですよね、しっかり。ち密な作戦を用いて、弱者がどうやって勝つのか、それを使って勝とうとしているので、ノムさんにすごく似ているなという感じがしましたね」と、ID野球で知られた名将・野村克也さんの名を挙げて警戒を促した。

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