21世紀枠候補・神辺旭 西日本豪雨乗り越え初聖地へ一歩 石井主将「準備していきたい」

[ 2022年12月10日 05:00 ]

21世紀枠候補校に選ばれた神辺旭ナイン
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 中国地区の候補校には神辺旭(広島)が選ばれた。本塁とマウンドの間に陸上部の走路がある特殊なグラウンドだが、今秋県大会で4強入りし中国大会初出場。地元のショッピングセンターが冠水するなど各地に甚大な被害をもたらした18年7月の西日本豪雨では夏の県大会直前にもかかわらずボランティア活動に取り組むなど困難を乗り越えてきた点が評価された。

 今秋県大会では準々決勝で呉に延長の末7―6で競り勝ち、準決勝でも広島商に敗れたが3―5の接戦と広島が誇る名門2校と互角に渡り合った。石井恒主将(2年)は「より自覚と責任が生まれた。地元や周囲の方々へ感謝の気持ちを一層持たないといけない。決まったわけではないが(甲子園へ)出るための準備をしていきたい」と春夏通じ初の聖地に思いをはせた。

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2022年12月10日のニュース