ヤクルト・村上がビデオメッセージで登場 世界一&日本一奪還へ「挑戦したい」

[ 2022年12月6日 05:00 ]

ビデオメッセージで受賞の喜びを語るヤクルト・村上(撮影・河野 光希)
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 スポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2022」の表彰式が5日、東京都文京区の東京ドームホテルで開催された。グランプリにはゴルフの全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希(17=代々木高2年)、陸上世界選手権の女子やり投げで銅メダルを獲得した北口榛花(24=JAL)、車いすテニスで男子史上初の生涯ゴールデンスラムを達成した国枝慎吾(38=ユニクロ)、令和初の3冠王を史上最年少で達成したヤクルトの村上宗隆内野手(22)が選出された。グランプリ受賞者には副賞としてそれぞれ100万円が贈られた。

 “時の人”の登場に場内から拍手が起こった。ヤクルト・村上がビデオメッセージで出演。受賞ラッシュのオフに新たな栄誉を加え「皆さんの応援が背中を押してくれた結果が、今季の数字をつくってくれたと思っています」と感謝した。

 スポーツを通じて日本を元気づける顕著な働きをしたと評価されての受賞。今季は日本選手最多の56本塁打も放ち、史上最年少の22歳で3冠王も達成した。日本シリーズはオリックスに敗れて2年連続の日本一は逃したが、神懸かり的な活躍からファンが呼び始めた「村神様」は全国に浸透。今年の「新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれた。正力松太郎賞の特別賞や地元の熊本県民栄誉賞も受賞するなど、野球界の話題を独占している。

 来年3月のWBCでは侍ジャパンの4番として09年の第2回大会以来14年ぶりの世界一を狙う。「まずは世界の頂点に立ち、ペナントレースも3年連続のリーグ制覇に挑戦したいと思います」と村上。狙うは世界一と日本一の奪還。2023年も村上の一年にする。

 ◇村上 宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日生まれ、熊本県出身の22歳。九州学院では1年夏に4番として甲子園に出場し、高校通算52本塁打。17年ドラフト1位でヤクルト入団。プロ入り後に捕手から内野手に転向した。19年は36本塁打で新人王。21年には東京五輪で金メダル獲得に貢献。今季は日本選手最多の56本塁打、最年少3冠王の活躍で、2年連続セ・リーグMVPに輝いた。1メートル88、97キロ。右投げ左打ち。

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2022年12月6日のニュース