オリ・宮城 来年の契約更改も“前倒し”「1億以上お願いします」 3年連続の2桁勝利などクリアで

[ 2022年12月6日 05:00 ]

<オリックス>契約更改を終えた宮城は来季の目標を書いた色紙を手に笑顔でポーズ (撮影・奥 調)
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 オリックスの宮城大弥投手(21)が5日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、3000万円増の来季年俸8000万円でサインした。

 「2桁勝利と規定投球回の到達を評価していただきました。大台(1億円)?全然、まだまだです」

 今季は11勝8敗、防御率3・16。昨年の13勝4敗、防御率2・51から数字は落としたものの、2年連続の2桁勝利と規定投球回クリアでリーグ連覇に大きく貢献し、大幅増をゲットした。そして早くも!?来オフに向けた布石も打った。

 「来年に、3年連続の2桁勝利と規定投球回(達成)だったら、“1億以上お願いします”と言いました」

 球団初の高卒4年目での1億円プレーヤー誕生とはならず。それでも同学年ではロッテ・佐々木朗こそ未更改ながら、ヤクルト・奥川、阪神・西純らに現時点では大差をつけての出世頭。高卒4年目球団最高額の山本の9000万円にも迫ったが、今オフはここで打ち止め。バラ色の来オフとすべく意気込む。

 そのためにも、越えなければいけない壁がある。昨年の契約更改後には「由伸さんからタイトルを一つ奪い取りたい」と“挑戦状”をたたきつけたが、タイトル独占を許した。「今年も完敗でした。8月の月間MVPだけ獲れたので、それだけは自慢して、来年はもっと由伸さんに自慢できるようにしたい」

 3年連続2桁勝利と規定投球回到達、そして山本から一つでもタイトルを奪う活躍なら文句なし。久保充広管理部長も「当然、普通にそういう数字になってきますよね」。宮城らしいお願いに、ニコニコとうなずいた。 (畑野 理之)

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2022年12月6日のニュース