ヤクルト村上、今季最終打席で王超え56号&令和初3冠王のダブル偉業 打点はバースに並んだ

[ 2022年10月3日 20:56 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー2DeNA ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D25>7回、56号ソロを放つ村上(撮影・会津 智海)
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 ヤクルトは3日、DeNAとの今季最終戦(神宮)を8―2で勝利した。村上宗隆内野手(22)は「4番・三塁」で先発出場し、1964年王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン歴代最多を更新する56号を放った。また、4打数2安打2打点で打率・318、56本塁打、134打点で2004年の松中信彦(ダイエー)以来18年ぶり、史上8人目となる令和初の3冠王となった。

 本拠地の神宮で行われた今季最終戦。駆け付けたファンは58年間、日本選手が誰も打ち破れなかった「王貞治の55本」超えの瞬間を待ち続けた。その願いは通じた。7回に先頭で迎えた第4打席でファンが待つ右翼席へ飛び込む56号。打った村上も久々の「確信歩き」からのガッツポーズで喜びを爆発させた。

 14試合61打席ぶりの歴史的一発に球場は大歓声に包まれた。その中をかみしめるようにダイヤモンドを周った村上。ベンチでは高津監督と熱い抱擁を交わし、選手たちとハイタッチして喜んだ。

 この試合3打席凡退すると、中日・大島の打率・314を下回らないために途中交代する可能性が高かった。だが、3回に左前適時打を放ち見事重圧を打ち破り、令和初の3冠王も手中に収めた。さらにこの日2打点を挙げ、今季134打点。左打者としてシーズン最多打点のバース(阪神)の134打点(1985年)に並んだ。

 村上は打撃3部門トップに加えて、塁打数、長打率、四球、出塁率、得点圏打率でもリーグトップを誇った。

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