ヤクルト高梨 V決定後の初戦先発も5回4失点降板 この日も制球難変わらず5四死球

[ 2022年9月27日 19:56 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2022年9月27日    神宮 )

<ヤ・神>5回、原口に適時打を浴び渋い表情の高梨(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの高梨裕稔投手(31)が阪神戦(神宮)に先発登板。中野に初回先頭打者本塁打を浴びるなど5回5安打4失点で降板し、4試合ぶりとなる今季8勝目を逃した。

 初回、1番・中野に1ストライクから投げた内角低め、ボール球の2球目カーブを右翼スタンドに運ばれ、いきなり失点。4回には先頭の3番・近本に真ん中へ入った直球を右中間フェンス直撃の二塁打とされると、続く大山はストレートの四球で歩かせて無死一、二塁とピンチを広げた。原口犠打の後、佐藤輝にも四球を与えて1死満塁。7番・高寺の中犠飛で2点目を失った。続く坂本には初球カーブがすっぽ抜けて背中に当てる死球で再び2死満塁。相手先発右腕・青柳を中飛に打ち取って何とかこの回を最少失点に抑えたが、不安の残るイニングとなった。

 0―2で迎えた5回も先頭の中野を四球で歩かせると、犠打の後で近本にも四球で1死一、二塁。大山、原口の4、5番コンビに連続適時打を許して4失点となると、この回を投げ切って降板した。

 前回先発した9月16日の中日戦(バンテリンD)では4安打を打たれ、押し出しを含む6四球と乱れて4回途中5失点KO。6回2失点だった8月24日の広島戦(神宮)で7勝目を挙げてから3試合連続で4回を投げ切れず、大量失点でのKOが続いた。9月22日の中日戦(神宮)では今季初めてリリーフに回って3番手で登板したが、2回1安打3四球1失点。この日はそれ以来、中4日でのマウンドだったが、またも好結果は出なかった。

 高梨の投球内容は5回で打者23人に対して82球を投げ、5安打4失点。3三振を奪い、与えた四死球は5つ、直球のMAXは148キロだった。

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2022年9月27日のニュース