慶応　コールド勝ちで2季連続8強　清原和博氏次男・勝児は1安打で勝利貢献

秋季高校野球神奈川県大会4回戦   慶応7―0日大高 （ 2022年9月11日    サーティーフォー相模原 ）

＜慶応・日大高＞清原氏の次男・勝児の打撃フォーム（撮影・木村揚輔）　
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　西武、巨人などで活躍した清原和博氏（55）の次男で慶応の勝児内野手（1年）が11日、秋季神奈川県大会の4回戦に「7番・三塁」で出場。1安打、1四球を記録した。

　前日の満塁弾とは対照的に渋く働いた。0―0の2回1死三塁から相手の暴投で先制点を奪うと直後にバッテリーの動揺を見逃さず左前へ。その後に丸田の右前適時打で2点目のホームを踏んだ。6―0とリードした8回は四球で出塁。コールド勝ちでの2季連続の8強進出に貢献した。

　同校は進学校で勉強との両立が求められ、わずかな単位不足で2度目の1年生を過ごすが森林貴彦監督は「彼の陽のキャラクターがチームにいい勢いを与えている」と目を細める。試合前に「清原君、1年」と場内放送されると指揮官は「周りはニヤニヤといじるけど（本人は）平気です」と笑う。規定では来夏までしか高校野球でプレーできないが仲間と完全燃焼するつもりだ。

　17日の準々決勝の相手は今夏に0―9と完敗した東海大相模。チーム10度目の選抜出場への難関に挑む。（伊藤　幸男）