阪神・岩貞 西純の白星守った魂の11球 6回2死一、三塁で中日・高橋周をK斬り「気持ち良かった」

[ 2022年9月12日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―0中日 ( 2022年9月11日    甲子園 )

<神・中>ファンの声援に応える岩貞(撮影・北條 貴史)
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 魂の11球だ。阪神・岩貞が西純の白星のために、そして、連敗阻止のために腕を振った。1点優勢の6回2死一、三塁で登板。高橋周にスライダーが3連続ボールになっても「狙ったところに行ってないんで、どうしよかなあってぐらいで」と落ち着いていた。

 一転、直球を7球続け、最速152キロを計測するほど力があった。最後は11球目のスライダーで空振り三振。「(登板を)ウズウズしていた。三振は気持ち良かった」と声をはずませた。

 5日に31歳になった。体は元気いっぱい。今季は自己最速154キロを出し、「球場のスピードガンを見て、自分でも驚いている」と笑う。オフに元ソフトバンクの馬原氏の元でトレーニング。「今まで着手してこなかった」という筋トレに本腰を入れたことで、三十路(みそじ)の球速アップを実現させた。昨季46試合を超え、自己最多の47試合に登板。「筋肉の154キロです」と語る顔は充実感にあふれていた。

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2022年9月12日のニュース