落合博満氏に「あの思い切りの良さと数字…嫌だったね~」と言わしめたベストナイン一塁手

[ 2022年8月26日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が26日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「野球人・落合博満が選ぶベストナイン」と題して2回に渡り語りつくした。第2弾は2004~2011年の中日監督時代の経験を元に、監督目線から見たベストナインについて語った。

 落合氏はまず、「(監督当時)パ・リーグの野球見てないから、ほとんど。だからセ・リーグに偏っちゃうと思うけども。パ・リーグのファンの方にとっては非常に“何でこの選手なのか”って思う人もいるでしょうけども」とパ・リーグのファンを気遣いながら選定を始めた。

 一塁手について落合氏は「小笠原(道大)だね」と日本ハムからFAで2007年シーズンに巨人に移籍し、その年から4年連続で本塁打30本以上(日本ハム時代を入れたら6年連続)を打った「ガッツ」の愛称で親しまれた左打者の名を挙げた。

 理由として「あの思い切りの良さと、やっぱり挙げた数字。嫌だったね~」と阿部慎之助の打撃を振り返った時と同じようにしみじみと語った。通算2120安打、378本塁打で首位打者2回、本塁打王と打点王はそれぞれ1回獲得。シーズン3割&30本を9回達成したのは歴代2位の記録として輝いている。

 日本ハム時代も知る落合氏は「振れるっていう強みはあっただけにね。ある程度まではいくんだろうな、とは思ったけども…あそこまでとは思ってなかった。スタイルは変わっていないはずよ。うん。あの思い切りの良さはね」と素直な思いを口にした。

 キャリアのラスト2年(2014、15年)は中日に在籍。全盛期のFAの時は実際に欲しかったか聞かれ「あぁ、欲しかったよ、うん…欲しい選手はいっぱいいたよ」と監督時代に思いをはせた。

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