ヤクルト 3戦連続で初回に失点&3者凡退 敗戦に高津監督「反省多い」26日から2位DeNAと直接対決

[ 2022年8月26日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―3広島 ( 2022年8月25日    神宮 )

<ヤ・広21>静まり返るヤクルトベンチ(撮影・尾崎 有希)
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 長岡の飛球が右翼手のグラブに収まると、神宮のヤクルトファンのため息が漏れた。2―3の延長10回。2死満塁と逆転サヨナラの好機をつくったが、及ばず。高津監督は「今日はちょっと反省が多い」と厳しい表情を浮かべた。

 「立ち上がりがダメですね、ピッチャーも野手も。最初から追いかける展開。ちょっと重い空気のスタートになった」と指揮官。カードに勝ち越しはしたが、広島3連戦はいずれも初回に先制を許し、直後の攻撃では3者凡退だった。最近10試合で初回の3者凡退は7度。初回に走者を置いた形で4番・村上に回す形が少ない。

 22歳6カ月の史上最年少150号に王手をかけている頼みの村上は3打数3三振。好機では2度の申告敬遠で歩かされた。1点を追う7回2死二塁では青木が代打で登場し、一時同点の左中間適時二塁打。ベテランが勝負強さを見せた。

 3試合ぶりの無安打に終わった村上だが、打率・326、45本塁打、111打点とリーグ3冠の座は守った。2位のDeNAも敗れ、ゲーム差も4のまま。26日から敵地で直接対決3連戦に臨む。「点を取る方法を探していかないといけない。明日(26日)からも頑張るのは変わりない」と高津監督。王者の意地を見せるだけだ。(青森 正宣)

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2022年8月26日のニュース