球界でコロナ感染急拡大 1週間後に迫る球宴開催を危ぶむ声も

[ 2022年7月21日 05:30 ]

<ヤ・巨>円陣を組む巨人ナイン(撮影・河野 光希)
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 スポーツ興行とウイルスの闘いは、また新たなステージを迎えた。球界で続くコロナ感染者の数が、7月に入り桁違いに増えた。ヤクルトで1、2軍とスタッフ合わせ計29人の感染に続き、広島は同43人が感染。そして巨人はこの2日間で計57人もの関係者が陽性判定を受けた。

 最大の原因はこれまでより感染力が強い「BA・5株」への置き換わりだろう。20年3月から2年半で蓄積された感染対策の知識やノウハウが通用しない。コロナ対策連絡会議の専門家チームの賀来満夫氏は「今までは近い距離で5分くらいいると感染したが、BA5はもっと短い時間で広がる。気付かなかった落とし穴があるかもしれない」と指摘する。

 チーム内に感染者が出た影響で、2年半で23試合が中止されてきた。だが、今月2日以降はこれだけ感染者が続いても中止は2試合だけ。日本シリーズなど終盤の日程は固まり動かせず、雨天中止も増える中で、日程消化を急ぎたい事情も働く。一方でこの日は巨人で先発出場しプレーしていた5選手も陽性者に含まれた。日程消化を焦るあまり、感染を広げた可能性はないのか。改めて検証も必要だろう。1週間後の26、27日には12球団から選手が集まる球宴がある。これだけ感染者が続くと細心の対策が必要だし、開催自体を危ぶむ声も上がりかねない。(野球担当デスク・後藤 茂樹)

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