巨人 伝統の一戦最悪タイ「0―13」の屈辱負け…19安打浴び6戦連続適時打なしで再び貯金ゼロ

[ 2022年7月13日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人0―13阪神 ( 2022年7月13日    甲子園 )

<神・巨>2回1死一、三塁、中田とメルセデスの交代を告げる原監督(撮影・北條 貴史)
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 巨人が甲子園で阪神に屈辱的な負けを喫し再び貯金がなくなった。先発のメルセデス投手(28)は初回から阪神打線につかまり1回1/3で7安打を浴び6失点(自責3)で降板。来日6年目最短KOで今季3敗目(5勝)。メルセデスのこれまでの最短降板は2019年6月1日の中日戦(東京D)での1回2/3、4失点。打線も散発4安打で7日のDeNA戦(東京D)以来、今季7度目の零敗を喫した。

 甲子園での伝統の一戦。投打で圧倒されての“歴史的”完敗だった。投げては先発メルセデスが来日最短KOとなる1回1/3を6失点で降板。2番手・戸根、3番手・高木、4番手・赤星がそれぞれ1失点、5番手・鍬原も4失点し阪神今季最多となる19安打を打たれた。阪神に2桁失点するのは4月30日(東京D)に3―10で負けて以来今季2度目。阪神に13失点は今季最多となった。

 打線も相手先発・西勇の前にわずか4安打と沈黙。これで巨人打線は6日ヤクルト戦(東京D)の10回に吉川が打ったサヨナラ打以降6試合連続で適時打なしとなった。

 巨人が得点なしで阪神に負けた最多失点は13。1982年4月29日(甲子園)の0―13に並ぶ伝統の一戦史上最悪タイの大敗となった。

 初回からウルトラユニホームを着た阪神打線の小技と足に乱された。先頭の中野に左前打を許すと、2番・島田はバスターで高いバウンドの二ゴロに。一走・中野は二塁にヘッドスライディングでセーフに。続く近本に中前打で先制点を奪われ、4番・佐藤輝の詰まったボテボテの三ゴロは内野安打に。その間に好走塁を見せた近本に三塁まで行かれ1死一、三塁とピンチが続く。マルテに適時打、糸原の投ゴロ併殺崩れで3点目を失った。

 初回だけで34球を投げたメルセデスは2回にも先頭の投手・西勇は三振に仕留めたものの、中野、島田に連打を浴び盗塁も許し、近本の一ゴロを中田がファンブルし4点目を失ったところでベンチの原監督が動いた。失策の中田を増田陸に交代し、メルセデスを2回1死一、三塁の場面で降板させた。2番手・戸根も佐藤輝に犠飛、マルテに適時打を打たれ2回も3失点。メルセデスは1回1/3で57球を投げ6失点(自責4)と来日6年目で最短KOとなった。

 打線は2回のポランコ、3回の中山、5回の岸田、8回の重信の単打4本だけに終わった。

 ▼メルセデス 先発としてゲームがつくれず、早くマウンド降りてしまい申し訳ないです。

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