イヒネ決めた!愛知・誉、初戦突破 両親がナイジェリア出身、プロ注目遊撃手が決勝3ラン

[ 2022年7月13日 18:07 ]

第104回全国高校野球選手権愛知大会・2回戦   誉7ー6中部第一 ( 2022年7月13日    小牧 )

<誉・中部第一>同点の8回に勝ち越し3ランを放ちガッツポーズするイヒネ
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 誉高校のプロ注目遊撃手・イヒネが今夏初戦をど派手に飾った。

 4―4に追いつかれた直後の8回1死一、三塁から決勝の右越え3ラン。「あの場面で出て良かった。一、三塁だったので中に来た球を強く打ったら飛んで行ってくれた。今までで一番楽しい試合でした」と笑顔がはじけた。

 この日は決勝3ランを含む2安打1四球4打点の大暴れ。シーソーゲームとなった試合展開にも「負けたら終わりのトーナメント戦。いい相手と良い緊張感で楽しめた」と勝負度胸も十分だ。

 ナイジェリア出身の両親のもとに名古屋市で生まれた生粋の“名古屋人”。身長1メートル84、83キロの恵まれた体を武器に50メートル走は6秒2、遠投は「100メートルは余裕で超える」と自負する身体能力に優れた逸材で、この日も中日、阪神など数多くのスカウトが視察に訪れるなど今秋ドラフト候補の1人だ。

 今月6日に体育の授業でバレーボールをした際に、左足をねんざ。6回に四球で出塁すると、惜しくも失敗したが二盗を試みるなど患部の不安を感じさせずにプレーした。

 次戦、強豪の西尾東戦に向けて「油断できある相手はいない。次も絶対勝つつもりでいきたい」と意気込んだ。

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2022年7月13日のニュース