阪神2軍で外国人選手が3人出場「チャンじゃない。チェン。チャンは拝一刀や」平田2軍監督6連勝にご機嫌

ウエスタン・リーグ   阪神4-3中日 （ 2022年5月27日    鳴尾浜 ）

＜ウエスタン　神・中＞6回、勝ち越し打を放った栄枝を迎える平田2軍監督（右から2人目）（撮影・後藤　正志）
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　阪神2軍は27日、中日との一戦で競り勝った。先発のチェンは4回7安打3失点で降板。その後は、鈴木、川原、尾仲、岡留、ケラーとつないで1点差を守り切った。打撃陣は同点で迎えた6回1死二、三塁から栄枝の遊ゴロの間に勝ち越した。これでファームは6連勝を飾った。

　以下は試合後の平田2軍監督一問一答。

　――井上が9試合ぶり長打を放った。
　「こんだけ試合に出てさ、たまたま初っぱなに二塁打打っただけでさ、あと打ったか？そんなことを褒めてどうする。ホームランならまだしも」

　――変化球が捉えきれてない。
　「いやーやっぱり下の粘りよ。膝にね、高校時代から故障があるし、去年は骨折もしてますしね。あのカーブがね、ぎゅっとこう粘りが出てくると。フライ。打球は上がってきてるねん。ロハスはゴロになってるけど、コウタは打球が上がってきているから、もう少しポイントと、下の粘りがもうちょっとでて来ないとあかん。そしたらバーンいきおるよ。その辺を日高（打撃コーチ）とも話しして、下半身の強化っていうのをやらせなあかんわな。ずっとこうゲーム出ずっぱりなんでね。その辺は強化も含めて育成して行かなあかんけども。まだまだ、一息、二息どころじゃない。まだまだやらせなあかん」

　――岡留が1回無失点。
　「いやー良かった。コントロールも。（直球も）147.8でてたし、鈴木はコンスタントに最近いいねん。鈴木は打たれるのはなんの問題ない。あの伊藤がうまいことバッターが良かっただけで、鈴木はずっとここんところ。キャンプでストライク入らなくてなんてのは全然。マウンド行ったら自信持って投げろって言ってさ。打たれるのは全く問題ない。打たれないよ。スピードも出てきてるし、投げる度にそういう落ち着きっちゅうかそういうのを感じるよ。あの時の桟原、ハシケン、江草。君たち、分からんねん。150キロを桟原とか投げていたのでね。それをもちょっとスピードが欲しいなと江草とか、久保田に言っていた。今日はストライク先行、常にストライク先行で出し入れしていた。今日くらいの投球をしてくれたら、また楽しみやな」
　
　――ロハスが4試合ぶりに復帰。
　「感じ、悪くない、全然。二塁ゴロも紙一重。寝違えして、ちょっと良くなったんじゃない？（笑い）もう大丈夫。紙一重や。本来なら二塁ゴロも（打球が）上がらなあかん。三塁線の打球も福田がうまく捕ったけど、全然、ブランクを感じさせない」
　
　――マルテの状態は。
　「あの、3月のときよりかはマシかな。マシというか、階段も、やったときも歩いていたらしいし。今日、話をしたときは、この前やったときよりは、まだマシという話をしていた。ふくらはぎなんでね、次やると、シーズンアウトになってしまう。復帰が早すぎたなんてことはないんだよ。そんなことはないし、十分、万全を期して送っているのでね。今回は、次、やっちゃうとシーズンフィニッシュになってしまう。そこはトレーナーとしっかり。まずしっかり治すことや」

　（外国人選手が数多く出たことに自ら）
　「ケラーとか外国人選手がな。チャンじゃない、チェン。チャンは拝一刀や。知ってるか？　子連れ狼。（1970年代に放送された時代劇）知らんのか、拝一刀。（記者を見渡して）時代を感じるよ。今は、昭和の歌謡曲のレコードが売れてるんやで。勝手にしやがれ（沢田研二）とか若い子たちが。そんなことはええねん。マルテはしっかり、な。そこでな、ロハスっていうのはあるから、ないのか？おい、ロハスを上げるっていうのは。きょうからDHやでって言ってんだけど。ま、そういうことも含めて、ロハスの調子を上げささないとあかん」

　――チェンはもう少し球速が上がれば。
　「んー、ね、それ以上は、俺の気持ちをくんでくれ。あれだけの実績があるピッチャーなんでね、若い子と違うんで、チェンさんの目いっぱいのボールだし、粘ってくれていた。栄枝と一緒によう粘ってくれたよ。この辺もね、若いピッチャーが渋滞して、登板の間隔が空いてチェンさんにも申し訳ないんだけど、8人いるからね、先発が。投げるときは真摯（しんし）に向き合って投げてくれるのでありがたい。メジャーリーガーやから、いいときのチェン知っているから。君ら拝一刀知らんからあれやけど、われわれは中日からメジャーリーグに行ったころを知っているから。自分が一番、自分の思ったボールがいっていないことを感じていると思うけど。ま、そういうことですわ」