阪神・原口が今季初昇格 大山の代役一塁で27日スタメン急浮上 「皆さんの期待に応えられるように」

[ 2022年4月27日 05:30 ]

阪神・原口
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 阪神・原口が26日、今季初めて1軍に昇格した。球団を通じて「与えられた場面で、チームやファンの皆さんの期待に応えられるように、しっかり準備したい」と抱負を語った。

 この日、平田2軍監督が「“(原口が)あす(27日)試合(大和高田クラブ戦)に出て良いですか”と言っていた」と語ったように当面は2軍で調整する予定だった。しかし24日のヤクルト戦で左足を負傷した大山が万全ではないため、勝負強さに定評があるプロ13年目の右打者が、急きょ招集されたようだ。

 井上ヘッドコーチは大山について「無理をして長引かせるのが一番怖い」と説明。その上で一塁の代役候補として「山本、小野寺、原口、そのへんでカバーをするしかない」と語ったことから、原口がきょう27日に先発する可能性も浮上した。

 捕手から内野手登録に変更して迎えた今季は下半身のコンディション不良で、3月9日から2軍で別メニュー調整が続いた。

 今月19日の2軍戦で実戦復帰し、いきなり2安打をマーク。18打数3安打(打率・167)とまだ本調子ではないものの、「(1軍は)良いスタートが切れたとは言えない中でも、先週末(ヤクルト戦)に勝ち越して良い流れが来ていると思う。自分もうまく、その流れに乗れればいいなと思う」とカンフル剤となる決意を見せた。実績がある代打だけでなく、緊急時にはマスクもかぶれる。借金15からの反撃へ、頼りになる男が帰ってきた。(倉世古 洋平)

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