西日本短大付4強進出 バッテリーが主役!エース江川完投&和田適時打2本

[ 2022年4月27日 05:30 ]

春季九州大会・第3日   西日本短大付5ー3長崎日大 ( 2022年4月26日    アイビー )

<西日本短大付・長崎日大>完投した西日本短大付の江川
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 準々決勝4試合が行われた。西日本短大付は長崎日大に5―3で勝利した。5番の和田悠二朗捕手(3年)が2回に先制の適時打を放つなど2安打2打点の活躍。先発した江川颯太投手(3年)は9回3失点完投と、バッテリーが躍動した。

  昨夏の甲子園でともにベンチ入りしていた西日本短大付の江川と和田のバッテリーが、春の宮崎で4強進出の主役になった。

 まずは和田だ。2回無死三塁で初球のスライダーをしぶとく中前に運ぶ先制の適時打。一塁ベース付近では「気持ちを前面に出してチームを盛り上げたい気持ちがある」と喜びを爆発させた。3回にも左前に適時打を放った。

 最速143キロ右腕の江川も負けていない。2回に左越えの2点二塁打。投手としては本塁打などで3点は失ったが、粘り強い投球を披露。8回には142キロを記録。球威は最後まで衰えなかった。「ピンチでは絶対に抑えてやる気持ちで投げました」と話した。

 現在の3年には忘れられない試合が2つある。1年秋の1年生大会では大牟田に4―14でコールド負けを喫した。和田は「弱いことに気付かされた」と振り返る。昨秋の県大会では公立の福岡に2―3で敗戦。和田は「悔しかった。春は絶対に優勝するという気持ちで臨んでいました」と全員で糧にしてきた。

 西村慎太郎監督は「江川がよく投げた。和田(の打撃)はランナーがいたら何とかなる感じはある」と評価した。きょう27日は休養日で28日が準決勝。和田は「優勝しか見ていない。みんなで一丸となって目指したい」と頂点まで駆け上がる。(杉浦 友樹)

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