阪神・岩崎　「金」リリーフカーで虎でも頂点狙う　東京五輪と同じトヨタ社製の究極の“縁起物”

今季から使用されるリリーフカーに乗ってポーズを決める阪神・岩崎（代表撮影）
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　金メダルにあやかります！阪神は2日、甲子園球場で今季から新たに使用するリリーフカーをお披露目した。東京五輪でも使用されたトヨタ自動車製で、試乗したのは同大会に出場した岩崎。究極の“縁起物”が新加入した以上、今季のターゲットは頂点の2文字しかない。

　「もちろん、みんなその（優勝する）つもりですから。しっかりやっていきます」

　4日の楽天戦から運用されるが、エコ活動にもひと役買う。従来のガソリン車から、環境に優しい電気自動車へ変更。また、ホーム用の車体は虎柄にラッピングされ、投手が座る助手席シートはグラブ型のデザインに。座席の位置が高くなったことで、スタンドから選手がはっきり見えるようになった。左腕は力を込める。

　「シートが高くなっているので、いつも目立たないように縮こまって乗ってたんですけど、これからは目立つようになっていますので、堂々と乗りたいと思います。お客さんの声とか目線も届きやすくなると思うので、その辺は楽しみです」

　開幕へ向けた準備も着々と進んでいる。新型コロナウイルス感染のため、キャンプ合流は2月5日から。慎重に調整してきたため実戦機会がないままキャンプを終えたが、見通しは立ちつつある。

　「状態も良くなってきているので、これから打者に投げていきたい。開幕に向けて一番いい状態にしていきたい」

　守護神として起用される可能性もある今シーズン。新調されたリリーフカーに乗る機会が増えれば増えるほど、チームは悲願のV奪還に近づいていく。（長谷川　凡記）

　▼トヨタ自動車永津直樹さん　物語を締めるリリーフの方が神輿（みこし）に担がれるような感じ。高い位置で球場から全員を見える形で、堂々と登場してもらうアシスタントになれば良いです。