巨人ドラ1・大勢「思い切って腕を振って」 本拠地デビューで155キロ、直球すべて150キロ超

[ 2022年3月3日 21:12 ]

オープン戦   巨人5─0西武 ( 2022年3月3日    東京D )

<オープン戦 巨・西>7回から登板する大勢(撮影・尾崎 有希)
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 巨人のドラフト1位ルーキー右腕、大勢(本名:翁田大勢)投手(22=関西国際大)が西武戦(東京D)でオープン戦初登板。わずか11球で1回を3者凡退に抑えた。

 5─0で迎えた7回に3番手で登板。先頭の柘植へ投じた初球はいきなり155キロをマークし、スタンドからどよめきが上がった。その後も投じた8球はすべて150キロ超。柘植は154キロで二ゴロ、中村は153キロで遊ゴロ、山田も153キロで二ゴロに仕留めた。

 当初は5日からの日本ハム2連戦(札幌ドーム)での登板が予定されていたという。「札幌で投げると思っていたんですけど、急きょ、今日の集合で投げるってなって、言われたときは正直びっくりしました」と語る。それでも本拠地での登板を「1軍でいつづけるにはチャンスは多くない。アピールできるチャンス。自分の投球をしようと切り替えました」と前向きにとらえた。

 「自分の中ではこの前のシートで投げさせてもらって、動画を見返して、フォームが崩れていたり、自分らしさがないというか、力強さが出ていなかった。反省をいかして思い切って腕を振って投げて行こうと思った」としっかりと修正した。

 プロの打者は「投げてみて、やっぱり一発があるなという雰囲気を感じられた」としながらも「新しい選手が活躍したら喜んでいただけると思った。今日は三振を取りたかったですけど、3人で抑えられた。それを見てもらったので良かった」と笑顔で本拠でのマウンドを振り返った。

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