山崎伊織 初回無死満塁ピンチも先輩たちの「1、2点はしょうがないよ」で「気持ちが楽に」無失点

[ 2022年3月3日 19:37 ]

オープン戦   巨人―西武 ( 2022年3月3日    東京D )

<オープン戦 巨・西>3回を2安打無失点と好投した山崎伊(撮影・尾崎 有希)
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 巨人の2年目右腕・山崎伊織投手(23)が西武戦(東京D)でオープン戦初登板。初回いきなり無死満塁のピンチを招くも山川、森の4、5番コンビを連続三振に仕留めるなど無失点で切り抜け、3回2安打無失点で降板した。

 初回、先頭の源田をフルカウントから四球で歩かせると、逆球となった初球を外崎に投手強襲安打とされて、栗山もフルカウントからの10球目、143キロ直球が外れて四球といきなり無死満塁のピンチ。「お客さんが入った東京ドームは初めてで、最初はちょっと浮き足だった」と反省したが、続く主砲・山川を外角スライダーで空振り三振に仕留めると、5番・森も外角シュートで空振り三振。DHの6番・中村は145キロの外角直球で右飛に打ち取って「何とか無失点で投げ切れたのは良かった」と振り返った。

 「マウンドに集まったときに『1、2点はしょうがないよ』と言っていただけたので気持ちが楽に投げられた」と先輩たちに感謝した23歳。2回以降については「今日は全体的にボールが高かった。修正できずに終わった」としながらも「真っすぐを低めに投げられたら楽。次の登板はきょうで出た課題を少しでも減らせればと思います」と前向きだった。

 また、制球に関しては「力が入って浮いてしまった。強い球でラインに投げられるように。桑田さんからは『まっすぐが高くて、アウトコース低めに投げられたらもっと楽だよ』という話をしてもらった」とし、前夜の堀田の好投について聞かれると「すごいいい投球していた。去年、一緒にリハビリしてきたし。自分も抑えたいなという気持ちは強かった」と語った。

 次回登板については「開幕までにもっともっとアピールしていかないといけない。課題が出たことを続けないことが大事。次の登板までに修正できるように」と話した山崎伊。プロ入りする前の2020年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた影響でルーキーイヤーの昨季は登板がなかったが、遅れてきた“ドラ2”のローテーション入りなるか、注目だ。

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