阪神・チェン　誓う完全復活!来季2年契約最終年　米国で左肩リハビリ順調

阪神・チェン
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　阪神のチェン・ウェイン投手（36）が30日、完全復活を誓った。猛虎加入1年目は1勝0敗、防御率3・86。登板数はわずか2試合に終わった。雪辱にかける思いは、人一倍だ。

　「（来季は）チームにもっと貢献できるように、しっかり結果を残すことができるように努力していきたい」

　21年シーズンは左肩の負傷で長期離脱。4回途中4失点でKOされた5月7日DeNA戦を最後に、1軍の舞台から遠ざかった。2軍で復帰を目指す途上の6月20日、ファーム交流戦・巨人戦では左肩痛も発症し、わずか2/3回降板を余儀なくされた。その後はリハビリ生活が続き、結果的にウエスタン・リーグでも6試合2勝2敗、防御率1・76。「ずっとケガをしている状態が続いてしまい、悔しい1年。チームの力になることができなかった」。ふがいない思いを来季への糧とする。

　すでに巻き返しへ向け、自宅のある米国で自主トレに励む。現在はリハビリと並行して本格的なトレーニングにも取り組み、「全て順調に良い方向に向かっています。早く治すことと、（左肩を）強化することを中心に取り組んでいます」と経過は順調だ。日米通算96勝の助っ人がV字回復すれば一気にV奪回へのキーマンとなりえる。2年契約最終年の来季、17年ぶりの頂点を狙う矢野阪神の「プラスアルファ」となる。（山本　浩之）