日本ハム・生田目、美容エステ始めた 新庄監督の“身だしなみ指令”を受け「これから通ってみようかな」

[ 2021年11月26日 05:30 ]

契約更改交渉を終え、オンライン取材に応じる日本ハム・生田目
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 日本ハムの生田目翼投手(26)が25日、札幌市内で契約更改交渉に臨み、20万円減の年俸900万円でサインした。3年目の今季にプロ初勝利を挙げた右腕は「かっこいいチーム」を掲げて選手に身だしなみを整えることを求める新庄剛志新監督(49)の方針を受け、美容エステ店に通い始めたことを告白。先発ローテーション入りに向け、オフは投球技術だけでなく自分磨きにも力を入れる。

 長く伸びていたツイストパーマの髪を短く切って臨んだ契約更改交渉。生田目の顔は肌荒れも目立つが、肌荒れ改善、小顔を目指して24日に美容エステが施されていた。20万ダウンの900万円で契約を更改した右腕は「肌が荒れてきたので昨日(24日)行ってきた。これから通ってみようかな」と明かした。

 新庄監督は14日に自身のインスタグラムに「個性ある髪型 服装 発言 大歓迎!!ただし 痛んだ髪 汚い肌 汗臭さ ダサい服 全ての身だしなみが出来ない選手は2軍行きだょ」(原文まま)と投稿。20日に千葉・鎌ケ谷の秋季練習視察の際も「美意識の高さが精神的な強さにもつながってくる」と説いていた。それを受けた生田目は秋季キャンプ後に散髪し、美容師の紹介で顔のパックと角質を剥がす施術「ピーリング」も初体験。「すぐ効果が出てほしかったけど写真を撮ってもらってやっと気づいた。何回か通って様子を見ます」と言った。

 日本通運時代に最速155キロを記録するなど名を売り18年ドラフト3位で入団。即戦力として期待されながら昨季まで2年間で計7試合で未勝利だった。今季は2軍で防御率2.30で最優秀防御率を獲得し、唯一の1軍登板となった10月19日の西武戦でプロ初勝利。勝負の4年目となる来季へ期待を抱かせた。

 これまで髪の毛の立体感を出すためツイストパーマにこだわってきたが近いうちに短髪にする意向。「身だしなみで2軍にいるぐらいなら自分を捨ててでも1軍にいたい」と悲壮感を漂わせる。自分を磨き、ビッグボスに認められる男となる。(東尾 洋樹)

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