楽天・塩見が500万円ダウンで更改 肩肘痛で1試合登板に終わり「目標は高く、ボールは低く」

[ 2021年11月23日 18:21 ]

手荒れに悩む左手を見せる楽天・塩見(球団提供)
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 楽天の塩見貴洋投手(33)が23日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円減の年俸3500万円でサインした。

 複数年契約の1年目だった今季は、肩や肘を痛めていた影響もあって、わずか1試合の登板にとどまり0勝0敗、防御率3・60という成績だった。

 契約更改ではダウン提示でサインし「お察しください。1試合しか投げていないですから。コンディションが悪すぎた。何も出来なかったですね」と悔しさを噛みしめた。不本意なシーズンだったが、会見中は務めて明るく振る舞った。暗い雰囲気にならないための気遣いなのか、冗談を交えながら笑顔で報道陣の取材に応じた。

 色紙に書いた来季の目標は「保湿」。コロナ対策のアルコール消毒で手が荒れ、ボールを投げる左手もひどいあかぎれで痛みに悩まされているという。来季は12年目。ベテラン左腕は「目標は高く、ボールは低く。チームに貢献したいだけです」としっかり前を向いた。(金額は推定)
 

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