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阪神・佐藤輝が苦悩激白 シーズン自己採点は全体50点、でも後半0点 CSへ向け30日宮崎で再始動

[ 2021年10月28日 05:30 ]

レギュラーシーズンを終え、心境を語った阪神・佐藤輝
Photo By スポニチ

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が宮崎県で開催されている「みやざきフェニックス・リーグ」で30日から実戦出場することが27日、分かった。同リーグで指揮を執る平田勝男2軍監督(62)が明らかにした。佐藤輝は、リーグ優勝を逃した26日のレギュラーシーズン最終戦から一夜明け、シーズンを振り返る中で苦悩も激白した。

 非情な結末となった最終戦を終えたばかりだが、次なる戦いは待ってくれない。この日平田2軍監督は「次のクールは来るよ」と、佐藤輝を含めた一部の1軍野手が30日からフェニックス・リーグを戦う2軍本隊に合流することを明かした。宿敵・巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに向け、宮崎の地で実戦感覚を養う。

 レギュラーシーズン終了から一夜明け、黄金新人は自身のここまでを振り返った。

 「いい時もあれば悪い時もあって、すごく中身の濃い1年間。(自己採点は)50点ぐらいですかね。前半はある程度、チームに貢献できたかなというのはあるんで、その50点。(後半は0点かと問われ)そうですね」

 前半戦だけで20本塁打を放ち首位快走に大きく貢献した一方で、後半戦は59打席無安打を記録するなど打率・158、4本塁打と失速。酸いも甘いもかみ分けた。

 特に、9月10日に初めて2軍落ちした時は、普段はマイペースを貫く大器も心が揺らいだと明かす。「ファームに落ちた日とかはしばらく眠れなかった。その時はすごく不思議な気持ちというか、残念な気持ちと、これからファームで結果残すぞという2つの気持ちが入り交じっていました」。忘れられない一夜を過ごしたが「寝ればすぐ切り替えることができるのが自分の良さ」と即座に気持ちの整理を付け、再昇格への歩みを進めた。

 「メンタル的なところでは人に相談したりとかはあんまりない。技術面ではいろんなアドバイスを頂いたんで参考にしながら。周りの方が支えてくれて、すごく頑張れた」

 1軍復帰後も思うように結果が出ない苦心の日々が続いた。だからこそ、残り2試合となっていた今月24日の広島戦で66日ぶりに放ったアーチの味は格別だった。

 「もちろん後半とかは苦しい時期はありましたけど、やっぱり打った時は余計にうれしくて、野球は面白いなと思える。そういう苦しい時期も腐らずに頑張ることが大事なんじゃないかなと思いましたね」

 もがき、苦しみ続けた時間は決して無駄ではない。そのことを証明する戦いは、ポストシーズンとして残されている。(阪井 日向)

 《最高の一本は5・28》佐藤輝は24本塁打中の最高の一本に、1試合3発を記録した5月28日西武戦(メットライフ)の3本目、7―7の9回にギャレットから放った決勝3ランを挙げた。「ベストホームランですか。やっぱり3本打った時じゃないですかね」。右中間への特大弾は、中村、山川ら敵軍の大砲も驚がくさせた。球宴では広島の鈴木誠に、数字や成績を気にするのか“取材”したこともあったという。自身は「結果を出すためにやっているのでもちろん意識はしますけど、そこだけ意識しても駄目なんじゃないかなと」と数字と向き合いながらプロの心得も学び続けた1年となった。

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