“日替わり定食打線”の阪神 遠い1点…2度の満塁機もサンズがブレーキ 矢野監督「ちょっと状態が悪い」

[ 2021年9月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-1ヤクルト ( 2021年9月15日    神宮 )

<ヤ・神(20)>4回、サンズは遊ゴロに倒れ、ヘルメットを投げる(撮影・平嶋 理子)            
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 阪神は15日のヤクルト戦で今季9度目の零敗に沈んだ。2度の無死二塁など計5度あった先頭打者の出塁が得点につながらない拙攻。2試合ぶりの先発で6番に置いたジェリー・サンズ外野手(33)が満塁機で2度凡退して“日替わり定食打線”が不発に終わり、ヤクルトと巨人に2・5ゲーム差への再接近を許した。

 前夜の再現を信じた虎党の願いは届かなかった。1点劣勢の9回。ブルペンではスアレスが投球練習を開始していた。最後の攻撃は打者3人がわずか12球で終了。今季9度目の零敗に矢野監督も苦悩の表情を浮かべた。

 「もちろん(好機で点がほしかった)。先頭が出たり、チャンスはつくったんでね。ジェリー(サンズ)がちょっと状態が悪いし、(ロハス)ジュニアもあれやけど…」

 2試合ぶりに先発起用したサンズがことごとく好機で倒れた。2回無死二塁では低めのチェンジアップを打ち損じて遊ゴロ。6回2死満塁では再び初球チェンジアップに反応して左飛だ。8回2死満塁では代わった清水の前に3球三振。すべてフォークを空振りし、特に3球目はベース手前でワンバウンドする球でハーフスイングを取られた。

 「チカ(近本)が塁に出てくれるだけにね。還すところのバッターというところが誰か(調子)上がってこないとちょっと厳しい」

 敗因は助っ人1人だけではない。7番のロハス・ジュニアも含めて下位打線が無安打。前夜同点弾のマルテも初回2死三塁で見逃し三振だった。近本が3安打で気を吐きながらも、最後まで本塁に迎え入れることができなかった。

 小川に対しては7回2/36安打で無得点だった。今季の阪神戦は過去3試合で2敗、防御率8・78。猛虎からすれば抜群の好相性が影を潜める形で後半戦初勝利を献上した。眼下の敵のエース格に復調のきっかけを与えたとすれば、1敗以上に痛い。シーズン終盤を迎えて攻撃陣の急降下が気がかりだ。

 2、3位とは再び2・5ゲーム差。あす17日からの中日2連戦では大野雄と柳という左右の難敵、19日の巨人戦では菅野との激突が予想される。首位死守へ踏ん張りどころだ。(山本 浩之)

 《8年ぶり神宮“スミ1”零敗》阪神は今季9度目の零敗で、スコア0―1は4度目。他球場と比べて得点の入りやすい神宮での0―1敗戦は、13年3月30日ヤクルト戦以来8年ぶり。初回1死一、三塁から4番・畠山の遊ゴロが併殺崩れで決勝点となる“スミ1”だった。

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