広島・高橋昂 今季3試合先発で防御率1・65 力投及ばず初黒星も「変わらずにやっていきたい」

[ 2021年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0ー4巨人 ( 2021年5月5日    マツダ )

<広・巨>力投する高橋昂 (撮影・奥 調)
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 広島・高橋昂也投手(22)は5日の巨人戦で6回1失点の好投も報われずに今季初黒星を喫した。降雨ノーゲームだった1日の阪神戦から中3日の変則登板で、6奪三振の力投。打線が今季6度目の無得点で援護がなかった。引き分けを挟んで今季ワーストを更新する6連敗となり、借金5に膨らんだ。 

 抜群の制球が高橋昂の安定感を支えている。「変化球も直球もある程度投げられたのは良かった」。自己最長に並ぶ6イニングを投げて1与四球のみ。その長所が存分に生かされたのは、0―1の6回1死二塁でウィーラーを迎えた勝負どころだった。

 直球、カットボール、フォークを内外角に使い分けながらカウント2―2。6球目にカットボールを外角ボールゾーンから曲げる、いわゆるバックドアを選択した。狙い通りの軌道に変化させて見逃し三振。続く岡本和を三ゴロに抑えて追加点を阻止した。4回はウィーラーに真ん中に入ったカットボールを右中間二塁打とされて、先制犠飛につなげられていた。同じミスを犯すことなく6回1失点の好投を見せた。

 「三振は意識してなかったけど、終わってみれば、ピンチのときに三振を取れたことは良かった」

 6奪三振は今季最多を数えた。そのうちカットボールで4三振。最速145キロと直球が走っていたことで、持ち球で最も球速の速い変化球で惑わすことにもつながった。

 「調子自体はいい方ではなかった。その中で強弱をつけて投げられたと思う」

 19年2月に左肘手術を決断し、今季の完全復活を目指してリハビリを続けてきた。開幕こそ2軍で迎えながら、3試合に先発して計16回1/3、3失点で防御率1・65と抜群の安定感を見せている。1日の阪神戦では2回24球を投げたところで降雨ノーゲーム。中3日で再先発する変則登板とあって、6回87球での交代となったものの、先発の役割は十分に果たしている。

 「まだまだシーズン序盤なので(中3日の)影響はなかった。チームに貢献できるように、変わらずにやっていきたいです」

 負の流れを変えようと奮闘した今季初黒星。チームは今季最長の6連敗を喫しても、下を向くばかりではない。(河合 洋介)

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