エンゼルス・大谷 6日リアル二刀流で2勝&日本選手最速10号だ

[ 2021年5月6日 05:30 ]

26日レンジャーズ戦で勝ち投手となった大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が5日(日本時間6日午前10時38分開始)の本拠地レイズ戦に先発登板すると、ジョー・マドン監督が4日(同5日)に公表した。2日に右肘に死球を受けた影響で3日の登板を回避したが、経過は良好。早期復帰を果たす。

 大谷は4日の試合前にブルペン入りし、全球種を交えて7割程度の強度で16球。右肘を気にする様子はなく、笑顔がのぞいた。3年ぶりの白星を挙げた4月26日レンジャーズ戦以来の登板。マドン監督は球数に関して「制限なし」と語り、今季3度目の投打同時出場にも「そのつもりだ」と前向きに語った。

 打者ではリーグトップタイの9本塁打を放っている大谷。チーム29試合目での10号到達となれば、04年に日本選手最多31本を放った松井秀喜(ヤンキース=53試合)を抜き日本選手最速となる。昨季ア・リーグを制したレイズのケビン・キャッシュ監督も「ケガから回復し、球速も戻っているようだ。楽しみ」と、18年以来2度目の「投手・大谷」との対戦を心待ちにした。

 この日、ホワイトソックスの右腕シースがレッズとの交流戦で6回1安打無失点、11奪三振で今季2勝目を挙げ、打っても3安打。「2桁奪三振&被安打1以下&3安打以上」は近代野球では68年キャットフィッシュ・ハンター(アスレチックス)以来、53年ぶり2人目の快挙だった。

 全国紙USAトゥデーの看板記者ボブ・ナイチンゲール氏は「大谷翔平、次は君の番だ」とツイートした。「リアル二刀流」での白星&本塁打となれば自身メジャー初。「2勝&10号」を目指し、二刀流の本家が続く。

 ≪日本人最速10号は松井秀喜の53試合目≫これまでの日本選手でチーム試合数の換算による最速のシーズン10号到達は、04年ヤンキースの松井秀喜で53試合目。大谷は今季チームの全28試合に出場して9本塁打を放っており、更新が確実視される。なお、出場試合数の換算で日本選手の最速10号到達は、19年の大谷(44試合)。この記録の更新にも期待がかかる。

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