大リーグの4月の打率が低迷 本塁打数も減少 「飛ばないボール」の影響?

[ 2021年5月2日 15:35 ]

大谷が所属するエンゼルスはチーム打率でリーグトップ(AP)
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 大リーグの4月終了時点でのリーグ全体打率が・232となり・252だった2年前に比べて大幅にダウン。あまりに打率が悪いために投手のマウンドを低くすることになった1968年(・237)よりも低下していることが明らかになった。

 AP通信が報じているもので1試合の安打数も1968年の7・91本より少ない7・63本。本塁打数の1試合平均は2019年に1・39本だったものが20年には1・28本に減っていたが、今年の4月では1・14本とさらにその数が減少した。

 大リーグでは「飛ばないボール」の採用に踏切り、現在の使用球で飛距離375フィート(約114メートル)の打球を放った場合には1フィートから2フィート(30~61センチ)ほど距離がダウン。その一方で投手の速球(フォーシーム)の球速は2015年に92・9マイル(149・5キロ)だったものが93・5マイル(150・4キロ)にアップしており、打者にとっては苦労が重なる条件?が増えていた。

 ちなみに1日時点のチーム打率のトップは大谷翔平(26)が所属しているエンゼルスで・265。最下位はタイガースで・200となっている。

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