阪神・中野 甲子園初打席で「森下撃ち」の大仕事 4試合連続安打は“守備の人”じゃない

[ 2021年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-0広島 ( 2021年4月14日    甲子園 )

<神・広(4)>2回2死一、二塁、先制適時打を放ち、はにかみながらガッツポーズの中野(撮影・北條 貴史)
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 新星の一撃が分厚い壁を破った。中野がナインに勇気をもたらす先制打を放ち、難敵撃破の口火を切った。

 「ファンの方々の声援が一番大きいので甲子園でヒットを打つことができて良かった」

 2回の第1打席は、2死から佐藤輝の四球と敵失における一、二塁の好機で迎えた。2ボールから内角高めの151キロ速球を迷わず振り抜いた打球は力強く右前で弾んだ。

 「甘い球は1球来るか、来ないか。ストライクを取りに来るという読みも含めて、しっかり振りにいけた」

 プロ入り後、公式戦では初となる甲子園の打席で価値ある一打。自身初対戦となった森下から難なく快音を響かせ、チームとして6度目の対決で初めて土を付けることに成功。先制した試合は12戦全勝の「神話」も継続させた。

 「積極的に振りにいけてるところが一番の好調の要因。自分は振っていってタイミングを合わせるタイプ」

 入団以来「守備が持ち味なんで、まずはそこから…」とイメージしていたプロでのステップアップは、いい意味で崩れつつある。適応力の高さを見せつける打撃で存在感を示し、4試合連続安打。この夜は「森下撃ち」の大仕事で評価はうなぎのぼりだ。

 憧れていた甲子園のお立ち台には、同期入団の佐藤輝と立った。「外国人みたいな本塁打でうらやましいと思ってみていた」と笑いを誘ったが、貢献度では負けていない。

 東北福祉大の先輩でマスターズを制覇した松山英樹にも大きな刺激を受け、負けじと聖地で躍動した。

 「(森下からの安打は)すごい自信になりましたし、こういう投手を打っていかないとスタメンで出る機会もない。エース級の投手を打てるように準備していきたい」。“大物食い”の特性を持つルーキーの存在は頼もしい限りだ。 (遠藤 礼)

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