目指すはリアル小さな巨人!オリのドラ4中川颯はあの伝説漫画を具現化する

[ 2021年1月16日 05:30 ]

自主トレでブルペンに入ったオリックス・中川颯
Photo By 代表撮影

 新人サブマリンは里中智!?オリックスのドラフト4位・中川颯(立大)が大阪・舞洲の新人合同自主トレで初めてブルペン入りし、捕手を立たせたまま20球。直球のみだったが、水島新司氏の野球漫画「ドカベン」の里中をほうふつとさせる「七色の変化球」の持ち主だったことを明かした。

 「ドカベンは高校の時に読みました。里中は好きですよ」

 しなやかな投球フォームから放たれる直球は、浮き上がるような軌道で「ジャイロ回転に近い感じです」。それに加えて、カーブにカットボール、スライダー、チェンジアップにシンカー、ツーシームの計7種を操る。

 投球スタイルだけではない。内面も親近感を覚える。「里中の控えめなところも好き。僕も前に出る性格ではないので」。さらに、中川は1メートル84、80キロのスラッとしたモデル体形のイケメン。美形キャラで人気だった里中と共通点は多そうだ。

 新球フォーク習得にも意欲的だ。通算284勝の球団OB・山田久志氏のフォークの握りを研究したという。「それも参考にしながら」。地面スレスレから高く浮き上がった球が、打者の手元で急落下する里中の魔球「スカイフォーク」を引き合いに「できるだけ近づけられたら抑えられると思う」。プロの強打者を驚かせる準備を着々と進めていく。(湯澤 涼)

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2021年1月16日のニュース