“東洋三羽がらす”超えるぞ!阪神ドラ5村上 先輩以上のサクセスストーリーで「追いつけるように」

[ 2021年1月16日 05:30 ]

<阪神新人合同自主トレ>ノックで笑顔を見せる村上頌樹
Photo By 代表撮影

 目指すは東洋“三羽がらす”超え!!阪神ドラフト5位の村上頌樹投手(22=東洋大)が15日、新人合同自主トレ後にオンライン取材に対応。2学年先輩で1年目から結果を出したDeNA・上茶谷、ソフトバンク・甲斐野、中日・梅津に劣らぬ活躍を誓った。

 「自分も負けないように頑張りますと言わせてもらった。先輩方に追いつけるようにやっていきたい」

 最高のお手本がある。開幕ローテーション入りした上茶谷は6連勝を記録するなど7勝をマークし、故障に苦しんだ梅津も6試合の先発で4勝。甲斐野はセットアッパーとしてリーグ3位タイの65試合に登板し、日本一に貢献した。「刺激になったので。自分もそういう活躍をしたい」。村上も同様のサクセスロードを歩みたい。

 在学中にもらった助言は今も心の支えだ。特に甲斐野からは、打ち込まれていた2年時に「逃げるんじゃなくて挑戦していくことが大事」とアドバイスをもらった。「打たれたらダメとボール先行になっていたのが、打者と勝負を楽しむようになってゾーンで勝負できるようになって、打ち取りやすくなった」。同時期に甲斐野から教わったフォークも習得。「ずっとそれを投げさせてもらってます」と今でも決め球の1つだ。

 「ずっとテレビとかで拝見させてもらって、自分もプロ野球選手になって後輩からそうやって応援される選手になりたいと思っていた。それを実現できるように頑張りたい」

 し烈なチーム内競争を勝ち抜いた先には、先輩との投げ合いが待つ。「コントロールが良くて試合をつくるのが上手」な上茶谷と、「ガツガツ押すタイプでいずれああいう投手になりたいと思って見ていた」という梅津。いやが上にもモチベーションは高まってくる。「成長した姿を見せられるようにやっていきたいです」。思い描くのは1軍の舞台での恩返しだ。(阪井 日向)

 《平田2軍監督が入団歓迎》村上の小学生時代を知る平田2軍監督が入団を歓迎した。「縁を感じたよ。フォームが安定していて、バッティングも良かったし、小さい頃からセンスがあった」。淡路・徳島交流少年野球大会の野球教室で指導した際の印象を明かし、鳴尾浜での再会時には焦らずしっかり体づくりに取り組むよう声をかけたという。「西勇とか参考にできるピッチャーもたくさんいるし、ローテーションに入ってタイガースの中心にね」と期待した。

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2021年1月16日のニュース