楽天・則本昂が「マー君組」自主トレ卒業して「則本組」として独立した理由明かす

[ 2021年1月16日 13:32 ]

三重県内で合同自主トレを行う楽天・則本昂(前例中央)と(後列左から)滝中、則本佳、高田萌(球団提供)
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 楽天の則本昂大投手が16日、三重県内で自主トレを公開した。昨年までは田中将大がリーダー役を務める「マー君組」のメンバーだったが、今年から独立。大学時代を過ごした三重の地で、弟・佳樹や高田萌生、瀧中瞭太とともに「チーム則本」として合同自主トレを行っている。

 独立という決断は、伝統を継承するという決意の表れでもあった。「田中さんのところで良い環境で7年間やらせてもらって、たくさんのことを吸収させてもらった。30歳になって、一流の方から教わったことを後輩に受け継いでいかないといけないと考えていた」と理由を明かした。

 新たに自主トレのチームを立ち上げ、メニューは則本昂が中心になって組み立てている。「田中さんと一緒にやっていたエクササイズやトレーニングがベースになっている。自主トレに参加してくれている選手の人生にも関わってくるし、面倒もみていかなければいけない。難しさも感じるけど、楽しくやれている」。練習中は技術面のアドバイスを送るだけでなく、練習メニューの意図も細かく説明しているという。

 合同自主トレも終盤に差し掛かっており、1月下旬は仙台に戻って調整する予定だ。チームはGMを兼務する石井一久新監督の下で8年ぶりのリーグ優勝を狙う。則本昂自身は2年連続で5勝止まりとあって、復活に懸ける思いは強い。「開幕投手に選ばればありがたいこと。まずはそこを目指してやっていく」と意気込みを語った。

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