日本ハム“木田画伯” 今年の漢字は「投」 いざ「2軍改革」へ打撃投手役も準備OK

[ 2021年1月9日 05:30 ]

木田画伯の球界絵日記
Photo By 提供写真

 日本ハムの木田優夫投手コーチ(52)による「木田画伯の球界絵日記」。新年の第1弾は、毎年恒例でもある「今年の漢字」です。2軍総合兼投手コーチという新たな立場となった2021年。育成、強化、人間教育などをテーマとして「2軍改革」に取り組んでいきます。強い決意を持って「投」の一文字に思いを込めました。

 スポニチ読者の皆さま、新年おめでとうございます。2021年1回目の絵日記は、勝手に毎年恒例とさせていただいてますが、僕の今年一年のテーマになる漢字一文字を描かせていただきました。

 今年の漢字一文字は「投」です。これはもちろん、ボールを投げるの「投」、投手の「投」です。僕の肩書は「総合」が先に来て、その後に「兼投手コーチ」になっています。総合コーチは初めての役割なので、どちらかというと総合コーチとして考えたり働く時間が多くなるのかもしれませんが、僕自身、投手出身ですので、投手コーチとしてのこだわりは強く持っていたいと思っています。また、ファームのコーチの役割の一つとしてバッティングピッチャーがあります。1軍とは違い、限られたスタッフの中で選手にたくさん練習してもらうためにはコーチが投げなくてはなりません。

 僕は引退後、肩を壊してGM補佐時代にアリゾナキャンプで何度かバッティング練習で投げたことがありますが、1軍投手コーチをしていた2年間は全く投げていません。たまに選手とキャッチボールをしてはいましたが、遠投などはできなかったので、中には僕が全く投げられないのではないかと思っている選手もいると思います。しかし、今年は肩が痛いとか何とか言っている場合ではなく、投げなくてはいけないのです。そのためにオフの間、治療やリハビリをしているので、キャンプでは選手はもちろん、皆さんにも投げている姿を見せられるのではないかと思っています。
 まあ、誰も見たいとは思っていないと思いますが、ちょっとでも興味があったら見に来てください。(日本ハム2軍総合兼投手コーチ)

 ≪18年“引退宣言”撤回≫木田コーチはGM補佐時代の18年のアリゾナキャンプで打撃投手を務めた。大田(泰示)と太田(賢吾)に約15分で100球以上を投球。日頃の運動不足で最後はヘロヘロになりながらも投げ続け、登板直後はマウンド付近に倒れ込んだ。打撃投手はアリゾナキャンプ1年目だった16年2月以来2年ぶり。直後の緊急会見では「本当に疲れた。やらなきゃよかった。次回はない」と“引退宣言”したが、今年はその引退宣言も撤回となる。

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2021年1月9日のニュース