菅野 巨人残留コメント全文とこれまでの経緯「MLBの今シーズンの動向などを見極めた結果」決意

[ 2021年1月9日 05:30 ]

巨人・菅野
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 ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指していた巨人の菅野智之投手(31)が残留することが8日、決まった。交渉期限の米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)を前に交渉を打ち切り、今季も巨人でプレーすることを伝えた。

 【菅野コメント全文】

今回のポスティング手続きを通じて、
交渉していただいたMLB球団はじめ
手続きに関与されたMLB関係者の皆さまには
深く感謝を申し上げます。
今月1日に渡米してさまざまな方々から話を聞き、
新型コロナウイルスの影響が深刻化する中での
MLBの今シーズンの動向などを見極めた結果、
今季も読売巨人軍でプレーしよう
という結論に至りました。
1年浪人して入団した経緯や私の思いを尊重し、
ポスティング申請を認めていただいた
読売巨人軍には感謝しています。
原監督やチームメートたちと日本一奪還を目指し、
今シーズン後に改めて自分の夢、
将来を考えたいと思っています。
応援していただいているファンの皆さまの
ご期待に応えられるよう、
リーグ優勝と日本一奪還に向けて全力を尽くします。

 【これまでの経緯】

 ▼20年12月8日 巨人がポスティングの申請を行ったと発表。大リーグ全30球団との30日間の交渉期間がスタート。

 ▼同10日 菅野の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が「多くのMLB球団が連絡をしてきた。強い興味を持たれている」と発言。

 ▼同23日 ニューヨークの地元紙が「メッツが獲得に興味を持っている」と報道。

 ▼同27日 サンディエゴの地元紙が「(パドレスが)既に菅野側と接触した」と報じる。

 ▼同28日 MLB公式サイトのジョン・モロシ記者がツイッターで「パドレス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックスが関心を示している」と5球団を候補に。

 ▼21年1月1日 菅野が渡米。ウルフ氏と合流して交渉やメディカルチェックを行うため。

 ▼同3日 モロシ記者が「ブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツが移籍先候補」とツイート。

 ▼同4日 巨人が菅野に1年ごとに「オプトアウト(契約破棄条項)」が付帯された4年契約を提示と複数の米メディアが報道。

 ▼同6日 複数の米メディアが「交渉期限までに契約しない可能性が高まった」などと報じ、巨人残留へ大きく傾く。

※日付は日本時間

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2021年1月9日のニュース