阪神・梅野 憧れ城島の道!来季背番号「2」、「この2番という数字でリーグ優勝、日本一」

[ 2020年12月2日 05:30 ]

阪神の梅野
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 阪神は1日、梅野隆太郎捕手(29)の背番号が「44」から「2」に変更されることを発表した。憧れの城島健司氏(44)の付けていた番号を背負い、チームを日本一へ導くことを宣言。また、岩崎が「67」から「13」、尾仲が「27」から「40」、長坂が「39」から「57」となることも決まった。

 これは、ずっと追いかけてきた“背中”への挑戦だ。その重みと責任感。梅野は、背番号2を背負う意味をかみしめていた。
 「(城島が)目標で終わらずに、それに恥じないプレーヤーとして、ファンに喜んでもらう、愛されるプレーヤーとして」

 幼少期から「城島健司」はヒーローで、同じプロの舞台に立った後は、捕手としての目標に変わっていった。

 「小さい時、ダイエーホークスでジョーさん(城島)が2番付けてて、カッコイイなと。当時は下敷きとか買いながら。近づきたいというところでは、タイガースという注目されている球団で若い番号付けたいなって。その話が来た時に、そう思ったので2番を選ばせてもらった」

 球団から背番号変更の打診を受け「ギリギリまで時間をもらって」と1週間近くかけて熟考した。「キャッチャー番号で27番とかもありながら。2で頑張ろうと思えたので2にした」。1年目から7年間付け愛着もあった「44」からの卒業を決めた。城島氏と同じ背番号を背負うことへの期待は計り知れない。

 ダイエー、ソフトバンク時代はもちろん、阪神に在籍した10年は全144試合に出場し、打率・303、28本塁打、91打点をマークし「打てる捕手」を体現する活躍でチームをけん引。梅野も正捕手の地位を確立しつつあるものの「(個人成績も)全部伸ばしたい。全部と言えばアバウトかもしれないけど、やっぱりバッテリーで勝つ試合を増やしたいし、それがないともちろん優勝もできない」と進化を誓った。

 「心機一転して、目指すのはこの2番という数字でとにかくリーグ優勝、日本一なるためにやりたい。輝いた背番号2を見せられるように」。頂点を目指す新たな戦いが始まった。(遠藤 礼)

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2020年12月2日のニュース