阪神・井上 楽天・浅村になりきる!強打者マネて試行錯誤「試す時間は今しかない」

[ 2020年12月2日 05:30 ]

ウオーミングアップする阪神・井上広大
Photo By 代表撮影

 コロッケか、はたまたニッチローか…。阪神・井上が12月1日、宮崎から帰阪翌日の前日11月30日にさっそく打ち込みを始め、ものまねタレント並みに他球団の強打者を形態模写していたことを明かした。

 「昨日(30日)打ったんですけど、いろんな選手のマネをいっぱいしました。どの選手の形、フォームが一番自分に振りやすくて、自分に一番近いのか。試す時間は今しかないので」

 YouTubeで打撃フォームを見まくった。自分に合うものを探し、試行錯誤を積み重ねる。その中で、もっともしっくりきたのが、32本塁打を放った今季パ・リーグキングの楽天・浅村だったという。

 「バットもめっちゃ倒して、(内に)入るじゃないですか。そこからボールまでどうやって早く出すかだけを考えてやっている。あとは、ボールに当たるゾーンを長くするためにはどこでどうトップに入ったらいいかとか、そういうのを考えてやっています」

 単なるモノマネではなく、同じ右打者の同じ長距離砲のスイングをすることで技術を盗もうというもの。習うより慣れろ…で、浅村になりきって打撃マシンを相手にバットを振り込んだ。

 この日は、鳴尾浜球場で自主トレを行い、約2時間のウエートトレーニングと室内での打撃練習で汗を流した。オフの課題は瞬発力の強化。「それを守備、走塁、打撃につなげる感じ。体幹とか軸系のトレーニングをやろうかなと思っています」。春季キャンプについては「1軍がいいです」ときっぱり。浅村は高卒2年目に2本塁打しているが、ここは“本家”を超えるつもりだ。(須田 麻祐子)
 

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2020年12月2日のニュース