DeNA 広島・田中広獲得調査!FA権取得の神奈川出身31歳 二遊間補強へ白羽の矢

[ 2020年11月15日 05:33 ]

広島の田中広輔内野手
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 DeNAが今季、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした広島・田中広輔内野手(31)の獲得調査を行っていることが14日、分かった。田中広は今季、112試合の出場で打率.251、8本塁打、39打点。16年から3年連続で全試合出場し、17年には盗塁王に輝き広島のリーグ3連覇に大きく貢献した。今季からは選手会長を務めており、リーダーシップも魅力的だ。

 DeNAは近年、内野手が補強ポイントに挙げられており、今季も二遊間を固定できなかった。遊撃は倉本の49試合が最多で、大和が45試合、柴田が25試合、新人の森が1試合に先発出場。近い将来の正遊撃手候補として森を育成しているが、今季は2年ぶりのBクラスとなる4位に沈み、巻き返しを図る来季に向けて田中広の動向を注視していく。

 田中広はDeNAの本拠地がある神奈川県出身。さらに東海大相模、東海大でプレーし、神奈川で育ったプロ野球選手でもある。11日の広島の最終戦終了後、FA権を行使するかについて「終わったばかりなので、これからしっかり考えたい」と熟考する意向を示していた。地元出身の実力者が権利を行使する場合に備えて、慎重に調査を進めていく。

 ◆田中 広輔(たなか・こうすけ)1989年(平元)7月3日生まれ、神奈川県出身の31歳。東海大相模では2年春に甲子園出場。東海大では4年秋に首位打者。巨人・菅野と高校、大学で同期。JR東日本では12年都市対抗で準優勝し、若獅子賞を獲得。13年ドラフト3位で広島に入団し、4年目の17年に盗塁王を獲得。弟は巨人・田中俊太。1メートル71、81キロ。右投げ左打ち。

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