DeNA・井納 意地の根尾見逃しK斬り!7回零封で3勝 20代に負けず「ローテにいられるように」

[ 2020年8月5日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―0中日 ( 2020年8月4日    横浜 )

<D・中>中日に勝利しお立ち台で笑顔を見せるDeNA・井納(撮影・会津 智海)
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 プロ8年目の34歳。DeNA・井納が意地を見せた。プロ初スタメンとなった根尾へ選んだ初球のフォークは外角に外れた。直球を続けて1ボール2ストライクと追い込むと、最後は148キロの内角直球に腰を引かせて見逃し三振を奪った。

 「1打席目は何とか抑えることだけを意識して投げました」と振り返った右腕。2月の春季キャンプ。2軍の練習試合で対戦した際、1番打者の根尾に初球の直球を右前へはじき返された。あの日と同じ嶺井とのバッテリーで、同じ過ちは繰り返すわけにいかない。プロ初先発となったリードオフマンをきっちり封じ、波に乗った。7回をわずか82球で6安打無失点。「もう若くない。今までの経験を踏まえても試合の中で絶対にピンチは来ると理解しながら丁寧に低めに投げた」と走者を背負っても慌てず、3勝目をつかんだ。

 「先発陣は僕以外、20代。負けずにローテーションにいられるようにしたい」とお立ち台で誓った井納。熟練の投球が、真夏の9連戦初戦で白星発進を呼び込んだ。(町田 利衣)

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