常葉大橘、初戦で散る 注目左腕・脇水「この夏はもう戻って来ない」

[ 2020年7月11日 13:46 ]

2020夏季静岡県高校野球大会   静岡市立2―1常葉大橘 ( 2020年7月11日 )

<静岡市立・常葉大橘>5回まで1安打4三振無失点好投も6回に逆転され、初戦で散った常葉橘期待の左腕・脇水
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 静岡の代替大会「2020夏季静岡県高校野球大会」が11日、県内各地で開幕し、常葉大橘の注目左腕・脇水大翔(3年)が静岡市立との初戦で散った。

 突然崩れた。1点リードで迎えた悪夢の6回。2死走者なしから連続四球を与え、続く6番・中島に「失投です」という甘い直球を右中間に運ばれ、決勝点となる逆転二塁打を浴びた。「この夏はもう戻って来ない。悔しい。背番号1をもらったのに、周りに迷惑を掛けてしまい申し訳ないです」と目を真っ赤にした。

 常葉大橘中時代から今や最速148キロを誇るプロ注目投手に成長した静岡商の高田琢登(3年)と並ぶ逸材として注目を集めた。しかし、入学直前に左肘を骨折。以降は試練の連続で、ようやく投げられる態勢が整いつつあった春にコロナ禍で機会を失った。それでもラストサマーに向けてしっかり準備。この日、初めてエースとしてマウンドに立った。1メートル82、67キロ。長身を生かし、しなやかなフォームから130キロ台の切れ味鋭い快速球が伸びた。スローカーブだけという変化球もより直球を速く見せ、5回までは1安打4三振無失点とほぼ完ぺきだったが、勝利の女神はほほえまなかった。

 「周りに支えてきてもらった分、大学で悔しさを晴らし、恩返しできる選手になりたい」

 中、高校の先輩でもある阪神の“高橋遥人2世”として輝けなかった経験を糧に、今後は何事にも動じない大学球界を代表する左腕になる。(小澤 秀人)

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