巨人・坂本&大城 PCR検査で「陰性」 早ければ5日にも退院、19日の開幕戦出場へ光明

[ 2020年6月5日 05:30 ]

巨人・坂本勇人内野手(左)と大城卓三捕手
Photo By スポニチ

 巨人は4日、新型コロナウイルスのPCR検査で3日に「微陽性」と判定された坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が、回復を確認するための同検査で陰性だったと発表した。無症状で、感染後の回復を示す「IgG抗体」が確認されていることもあり、早ければきょう5日にも退院する可能性がある。6月19日のシーズン開幕戦(対阪神、東京ドーム)出場に向けて朗報となった。

 坂本と大城の陰性判定を受け、都内の球団事務所で星春海総務本部長が報道陣に対応。「今後は入院先の医療機関と管轄の保健所と協議しながら、2人の選手の退院時期を検討することになります。皆さんの前で早く、プレーさせられる姿を披露したいと思っています」と見通しを口にした。主将と正捕手候補の6・19開幕戦出場へ、光が見えてきた。

 球団はウイルスの遺伝子量を示す「Ct値」を公開。抗体検査で感染後に回復したことを示す「IgG抗体」を検出したことから、両選手は慎重を期すため、2日にPCR検査を実施した。40以上あれば陰性とされるCt値は、それぞれ37・78と34・95で正常値ぎりぎりの「微陽性」だったため入院。3日夜に再度、医療機関で検査し、4日朝に陰性と伝えられた。

 入院後も精密検査を行い、無症状だった体調面に異常はなかった。復帰時期について星本部長は「病院、保健所にとってもこのようなケースは初めて」と説明。現在のNPBのガイドラインは発症者を前提に「2週間の自宅待機」を定めており、2人は回復を示す抗体も持っている。あくまで慎重を期すが、早ければきょう5日にも退院し、首脳陣の協議を経て1軍に再合流する可能性が出てきた。

 徹底した検査態勢で感染者を洗い出した今回の例は、プロスポーツチームのモデルケースとなり得る。球団はシーズン中も唾液によるPCR検査などを定期的に実施する方針で、星本部長は「頻度は1カ月に2回程度がいいのではないかと思う」と今後検討を重ねていく。他球団にも情報を提供してノウハウを共有。「(12球団が)バラバラにならない方がいいと思っている」と球界一体となって感染拡大防止を目指す。

 保健所から濃厚接触と特定された9人に加え、両選手と1メートル以内で15分以上会話をした人ら計26人も陰性と判定された。チームの休養日だったこの日、それ以外の1軍の選手、原監督、コーチ、スタッフも全員がPCR検査を受け、近日中に結果が出る。「予定通りのスケジュールで開幕に向けて動いていきます」と星本部長。まずは、きょう5日のヤクルト戦(東京ドーム)からリスタートする。

 《2日の練習試合出場は問題なし》2日の練習試合に坂本、大城が先発出場したことについて、星本部長は「大丈夫であろうという医学的見地を受けているから、チームとしての活動を(2日は)止めていない。(ウイルスを)持っている可能性があるかもしれないと言われていたら(試合は)やらない」と強調した。5月29日から31日の抗体検査で2人から検出された「IgG抗体」は、感染後に回復したことを示すもの。2日のPCR検査は専門家と相談をし、慎重を期す目的で2日の試合開始以降に実施を決めていた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年6月5日のニュース