阪神・中田 古巣ソフトBと日本S熱望 “おやじ会”メンバーと頂上決戦へ「頑張っていかなくちゃ」

[ 2020年5月16日 05:30 ]

笑顔でキャッチボールをおこなう阪神・中田(球団提供)
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 阪神の中田が“おやじ会”メンバーとの頂上決戦を熱望した。15日、甲子園施設での自主練習後にオンライン取材に応え、日本シリーズでの古巣ソフトバンクとの対峙を思い描いた。

 「ソフトバンク時代も、ちょこちょこ歳上のおじさん連中で集まって、おやじ会っていう名前にしてるんですけど(笑い)」

 5日、ソフトバンク公式アカウントのインスタライブにヤクルト・五十嵐とゲスト出演し、先輩の和田、高谷、同い歳の内川と軽快なトークを繰り広げた。歳の近い世代で“おやじ会”を結成し食事に出かけることも多かった気心知れたメンバー。「こういう時期にああいう形でしゃべれたのはリラックスして良い時間になりましたね。あの後も1時間ちょっとぐらい延長してしゃべってた」と絆の深さをうかがわせた。

 「困る部分があれば連絡して。聞きやすい先輩で和田さんも。ウッチーは同級生。その関係はすごくありがたく思ってる」。和田には現在の調整法など、遠慮することなく質問をぶつけ助言を生かしている。昨年限りでホークスを離れ、恩返しは直接対決の舞台。ただ、交流戦、球宴が中止となった今、相まみえるのは両リーグの王者がぶつかる日本シリーズに限られる。

 「その形になるように自分自身も頑張っていかなくちゃいけないなと思っています」

 これまでは週3回のブルペン入りも「これからは間隔を空けて球数を投げる意識で」と実戦モードに突入する。大きな目標へ、11日に38歳になった“虎のおやじ”が意地を見せる。(遠藤 礼)

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