SNS交流でより縮まったファンとの距離 コロナ禍の苦境乗り越えた先の“盛り上がり”に期待

[ 2020年5月7日 09:00 ]

ヤクルトのマスコット、つば九郎
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 緊急事態宣言下、外出自粛中のプロ野球選手や球団がSNSなどを利用して、自ら発信したり、ファンと交流する機会が増えている。ヤクルトでは村上らがインスタライブで質問を受け付けるなどして好評を博している。

 球団も公式マスコットのつば九郎とドラフト1位・奥川の“4番勝負”を公式YouTubeチャンネルで配信。こどもの日の5日には石川、青木がテレビ会議アプリZoomを利用して中学生以下のファンクラブ会員と交流した。約30分と短い時間だったが、青木は「ファンの子どもたちと話せて楽しかった」と振り返った。

 練習や試合でユニホームを着て、真剣な表情でプレーする姿を見る機会はあっても、自室などで、素に近い表情を見せる選手の姿はファンにとって貴重だ。画面を通してではあるが、直接、コミュニケーションを取ることで、これまで以上に選手とファンの距離が近づいているとも感じる。

 緊急事態宣言が今月末まで延長されることが決まり、開幕が7月にずれ込む可能性も出てきた。開幕日が決まらない状況に選手は一様に「心身の調整が難しい」と語る。それでも、下を向いてばかりもいられない。インターネットを通じての発信は“野球ロス”で寂しい思いをしているファンの心を埋めるのと同時に、新たなファン層の獲得にもつながる可能性がある。積極的な発信を続けることで、この苦境を乗り越えたとき、球界が“コロナ前”以上の盛り上がりとなることを期待している。(記者コラム・黒野 有仁)

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