ソフトB・千賀「もっと凄く」フォーム改造に着手　インスタで公開

キャッチボールする千賀（球団提供）
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　ソフトバンク・千賀滉大投手（27）が3日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで報道陣に対応し、フォームの改造に乗り出していることを明かした。開幕が延期となったことで、新たな取り組みに挑戦。痛めていた右前腕部の回復は順調で、先発ローテーション入りへ向け意欲を見せた。

　限られた環境の中、エースが新たな挑戦を始めていた。ペイペイドームで自主練習をこなした千賀は「個人練習が始まって自分を見つめ直すのもあった。いろいろな形で勉強して、今までの千賀とは違うぞと、変わったぞと言われるようにと思って過ごしてきた」と振り返った。

　先日、自身のインスタグラムにはキャッチボールの動画を投稿した。セットポジションで投げる際、左足を一塁側に大きく引いてから始動する形に変更中だ。動画を見たオリックス・山本からは「フォーム変えましたね」と連絡が来たという。フォーム改造に乗り出したことについては「今までよりもっと凄くなるために始めた。実戦で使えるかは分からないけど、より良くなるために時間を割いている」と説明した。

　右前腕部の張りで離脱したが、地道にリハビリをこなしてきた。現在は遠投で90メートルを投げるまでに回復し「ブルペンに入れる状況。7、8割くらいまで来た。このまま順調に行けば。開幕した時にみんなと足並みをそろえていけるように」と6月以降の開幕に向け、順調に調整が進んでいるとした。

　新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自粛生活が続く中、気分転換は意外な行動でリフレッシュしている。「野球のスイッチが入ると家の手伝いをしていなかったけど、今は手伝いができている。なぜか皿洗いをすると気分が晴れますね」と明かした。
　「最前線で戦っている医療従事者の方に何かできないか考えていきたい。チャリティー活動をしようかなと思ってインスタを始めた」と、個人的な支援も検討している。新フォームで2020年シーズンへ――。千賀が来るべき日に向け、着実にステップアップしていく。