DeNA・井納 超異例の「おうち時間」 ツイッターで「キャラ弁」披露

[ 2020年4月29日 10:00 ]

DeNA・井納がつくったキャラ弁(井納のツイッターから)

 おそらく、プロ野球選手では超異例の「おうち時間」ではないだろうか。DeNA・井納翔一投手が自身のツイッターで披露する「作品」が話題を呼んでいる。

 それは自作の「キャラ弁」だ。「キャラ弁」とは、ご飯やおかずを使ってキャラクターを描く弁当のこと。チームは現在、新型コロナウイルス感染拡大を避けるために球場での練習は隔日で時間も限られる。外出自粛もあり自宅で過ごす時間が増えたことで「前からたまに料理はしていたけど、ただ料理をするだけでなく、子どもに対して何かできないかなと思った。子どもが退屈しないように喜ばせたいなと思ってつくったのが最初です」と挑戦の経緯を教えてくれた。

 デビュー作は「ピカチュウ」だった。前夜から準備を始める計画性で見事に完成させた。次は「アンパンマン」だったが、こちらは鼻と頬の部分をつくるための海苔を切るのに「専用のはさみを使っているんですが難しくて…」と大苦戦。ツイッターにアップすると、すかさず後輩の伊藤裕から「アンパンマン弱そう」とツッコミが入った。

 続く「ミニオン」では青色の服をつくるのに2度失敗。3度目で成功させたが、卵白を使用するために卵黄だけが9個も溜まってしまったという。それでも「ピカチュウの黄色やミニオンの青色は卵を一度こしてから着色するんですが、うまくいったときは楽しいです」と笑顔を見せ「一番の自信作はピカチュウかな。見た目的にもきれいだったから」と満足げだった。

 「器用ではない」というが、やり始めたらとことんやるタイプ。困ったときは愛妻にアドバイスをもらうものの、キャラ弁づくりは全て一人で行っている。大変で手間が掛かっても、何よりもうれしいのは長男と長女の反応だ。キャラ弁を見ると「キャッキャ騒いでいる。喜んでくれている」そうで、井納にとってもかけがえのない時間となっている。

 自宅でも「トレーニングもしっかりできています」と体幹トレーニングやバランストレーニングに励みながら、オンとオフの切り替えもバッチリ。井納パパが今度はどんなキャラ弁をつくるのか、注目だ。(記者コラム・町田 利衣)

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