日本ハム・有原が新境地4回1失点 右打者へ「新球」チェンジアップ

[ 2020年3月14日 05:30 ]

オープン戦   日本ハム0―1DeNA ( 2020年3月13日    札幌D )

<日・D>左翼席の横断幕を背に投げる有原(撮影・高橋茂夫)
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 本来の開幕日の1週間前にあたる13日、プロ野球では開幕戦先発に指名されていた投手が6試合で10人登板した。開幕が4月10日以降に延期が決まったことで、各投手がそれぞれの思いや意図を胸に投球。日本ハム・有原航平投手(27)は、DeNA戦で4回を5安打1失点、4奪三振と好投したマウンドで、右打者へのチェンジアップという新たな引き出しを披露した。

 昨季パ・リーグ最多勝右腕・有原が、新境地を切り開いた。それは右打者に対して初めて投じたチェンジアップだ。「今まで(右打者にチェンジアップは)投げたことがなかった。(開幕延期で)こういう時間もできたので投げてみようと思って、捕手と話し合って投げました」。開幕が延期となったことで生まれた時間を、有意義なものとした。

 全69球のうち、試投したのはわずか1球。それでも、昨季は474球を全て左打者に投げていただけに、得たものは大きかった。4回先頭で右の大砲・ロペスを迎えた場面。カウント1―1からチェンジアップを選択し、外角低めへ決まって空振りを奪った。結局、ロペスには四球を与えたが、バッテリーを組んだ宇佐見は「凄くよかった。ベストなところにきた」と収穫を口にした。

 これまで有原は右打者にはフォーク、左打者にはチェンジアップと決め球を投げ分けてきた。厚沢ベンチ兼投手コーチは、使い方のイメージを「フォークは空振り、チェンジアップは打たせて取る」と説明する。有原はさらなる進化を求めており、「右打者にも投げられれば、また相手の考えることが一つ増える」と投球の幅を広げるために試行錯誤。「必要なのか、必要じゃないのか、捕手と話し合って決めたい」と今後もテーマの一つとして突き詰める。

 本来ならこれが開幕前最後の登板で、100球程度を予定していた。余力を残しての降板に「時間があるので調整してもっといい状態にしたい」と意欲。シーズンに備え、一球一球を自分を磨くために投げていく。 (東尾 洋樹)

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