阪神 2軍VS関西4大学で地元の今秋ドラフト候補を「生チェック」

[ 2020年2月22日 05:30 ]

近大の佐藤
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 阪神2軍が3月に関西の4大学とプロアマ交流戦を行い、今秋ドラフト候補を「生チェック」することが21日、分かった。4日の近大戦を皮切りに5日に大商大、13日に天理大、14日に関西国際大とそれぞれ対戦する。

 狙いは、野手最上位候補と位置づける「糸井2世」の近大・佐藤輝明内野手(3年)や149キロ右腕の大商大・吉川貴大投手(3年)だけじゃない。毎年のようにプロに輩出する先の2大学とは近年、練習試合を重ねてきたが、特筆すべきは天理大と関西国際大にも手を広げたことだ。

 天理大の森浦大輔投手(3年)は1メートル75、70キロと細身だが最速148キロを誇る左腕。天理高2年春に甲子園出場を果たし大学では1年春からリーグ戦に登板し通算17勝。昨年6月の大学日本代表候補合宿にも参加するなど将来性は豊かだ。

 関西国際大の武次春哉投手(3年)は1メートル64ながらチェンジアップとスライダーは一級品で、最速147キロの直球も力強い。甲子園出場こそないが、西脇工時代もドラフト候補と言われた。大学では1年春に4勝し2年春秋はともに7勝。リーグ戦通算20勝を誇る小さな大エースだ。

 18年には大阪ガスとプロアマ交流戦を行い、当時2軍監督だった矢野監督が近本を高評価し秋のドラフト指名につなげた。全国区ではない地元の逸材を逃さないためにも、早い段階から実戦で、その実力を測る。

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