阪神ドラ1西純、岡山の顔になる しぶこに負けぬ活躍誓う「夢や元気を与えられたら」

[ 2019年12月21日 05:30 ]

大森市長(左)から花束を受け取る西純矢 (撮影・平嶋 理子)     
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 「スマイルシンデレラ」に負けないスマイルを第2の故郷で見せる。阪神のドラフト1位・西純矢投手(18=創志学園)は20日、岡山市役所を表敬訪問し、将来的には岡山市出身で「しぶこフィーバー」を巻き起こした女子プロゴルフの渋野日向子に負けない活躍を誓った。

 「渋野さんが今年すごい活躍をされて、自分もいずれは、ああいうような人になれるように頑張りたいと思っています」

 西純が「スーパースター」と表現した渋野は今年8月の全英女子オープンで初出場初優勝。日本勢のメジャー大会制覇は1977年に樋口久子が全米女子プロ選手権を制して以来、42年ぶりの快挙だった。

 「(渋野さんは)テレビとか、1日警察署長とかいろいろやられていますもんね。自分も野球をやっていく中で、いろんな人に夢や元気を与えられたらと思っている。野球に興味がない方でも(存在を)知られるように頑張っていきたいです」

 西純自身は広島県出身だが、岡山市にある創志学園での3年弱を岡山で過ごしてきた。岡山市にある高校からドラフト1位されたのは1993年の岡山南・山根雅仁(現広島球団本部編成部長)が広島に指名されて以来、26年ぶり。同市の大森雅夫市長からも「早々に1軍で活躍して市民のみなさんに活力を与えてください」と期待の言葉をかけられた。

 来季、岡山での試合は4月28日のDeNA戦のみ。ウエスタン・リーグでは7月3日にソフトバンク戦が、いずれも倉敷市で予定されており「そこにはこだわっていきたい」と、早い段間での“凱旋登板”にも意欲を見せる。渋野を超える「スマイルエース」となって“岡山の顔”も目指す。(長谷川 凡記)

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