ヤクルト川端、1億円ダウン 再起へ切実思い「守って野球をしたい」

[ 2019年12月21日 05:30 ]

1億円ダウンで更改し「守って野球がしたい」と語ったヤクルト・川端                              
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 熱い決意の大幅ダウン更改だ。ヤクルト・川端が減額制限(年俸1億円以上は40%)を大きく超える1億円減の年俸4000万円でサイン。約71%のダウンを受け入れ、切実な思いを口にした。

 「守って野球をしたいですね」。目を赤く染めて語った言葉が川端の現状を如実に表していた。リーグ優勝した15年に首位打者、リーグ最多安打の2冠を獲得。そのオフの契約更改で大幅増の4年契約を結んだ。ところが持病の腰痛に悩まされて17年には椎間板ヘルニアの手術。回復はもうひとつで、この2年間でわずか87安打、本職の三塁の守備にも就けなくなった。「(2年間)きつかった、腰が…」。巧みにバットを操る打撃は影を潜めて「打球も情けないものばかり」だった。

 4年契約が終わってこの日の契約。「野球が(満足に)できず、それでも“一年でも長くやってほしい”と言ってもらった」。大幅減も納得だった。腰の状態は「何とも言えない」が、今オフは打撃フォーム改造に取り組む。来季の目標を問われ、川端は言った。「三塁のポジションに就きたいです」。その言葉に元首位打者の決意がにじんでいた。 (秋村 誠人)

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2019年12月21日のニュース