若い右腕多い巨人 それでも青森山田・堀田をドラフト1位指名した理由とは

[ 2019年10月18日 09:00 ]

巨人の1位指名を受け、ガッツポーズする青森山田の堀田
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 巨人が17日のドラフト会議で、外れ外れ1位で青森山田の右腕・堀田賢慎投手(3年)を指名した。補強ポイントは投手力の底上げだった。原監督は「右ピッチャーはうちは若い選手が多い。左という選択肢もあったんですけど、はるかに超えてしまう将来性、彼ののびしろといういものは大きい」と言う、チーム事情を凌駕(りょうが)する程の可能性を秘めている。

 チームの先発ローテーション投手を見ると、エース・菅野、山口、桜井、と右腕が多くを占める。若手でも戸郷、肘手術を受けてリハビリ中の畠、ファームで頭角を現しつつある直江、高田ら右投手が多い。

 堀田は1メートル85の長身で最速151キロの大型本格派。指揮官は「体も(菅野)智之ぐらいあるんじゃないですか。バランスの良い、素晴らしい投手。近々未来ジャイアンツのエースになってくれる素材」と期待を口にする。

 原監督は今季、ドラフト6位の戸郷を5年ぶりの優勝決定試合となった10月21日のDeNA戦でプロ初登板初先発に抜てき。阪神とのCSファイナルSの第3戦でも先発に送り出す、大胆采配を披露した。

 「凄く注目された選手以外の選手の中では、将来性はナンバーワンと思っている。奥川君も良いピッチャーになるでしょう。堀田君もいいピッチャーになりますよ」と言った原監督の手腕と、堀田の可能性に夢を見る。(記者コラム・神田 佑)

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